私たちは、2023年7月、駅の物流拠点化を目指し、株式会社JR東日本スマートロジスティクスを立ち上げました。

これまで皆さまにご利用いただいている駅のロッカーは、お客さまの荷物をお預かりすることを役割としてきました。一方で、Eコマースの進展やこれに伴う商品の受取り、発送のニーズの増加により、お客さまのロッカーに対する期待も変化しております。期待の変化に応えるため、ロッカーの機能をこれまでのお預かりに加え、（空き状況の）検索、予約、受取り、発送へと拡充させてまいります。

この先2024年問題に代表されるように、配達に携わる方の人手不足の深刻化も予想されます。JR東日本グループの有するロジスティクス機能を活かしながら、より効率的かつ環境負荷の小さい配送を目指してまいりたいと考えております。

機能を充実させたロッカーを活用することで、毎日多くのお客さまにご利用いただいているJR東日本の駅を一層便利にできればと考えております。薬の受け渡しサービス、駅ビル等が営業していない時間でもロッカーを活用し商品を受け取ることができるサービスを将来開始するなど、お客さまの豊かなくらしづくりに貢献してまいりたいと考えております。

更には、拡充させたロッカーの機能を活用し、JR東日本の駅のみならず、多くのお取引先さまとの連携ができればと考えております。さまざまなお取引先さまとの対話を通じ、お客さまの豊かなくらしと社会に向け、更なる貢献ができればと存じます。何卒、皆さまのご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

株式会社JR東日本スマートロジスティクス
代表取締役社長　市原　康史